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1947年、浅草美ち奴さんの家から、京都の旅館「さくらや」に居を移す。
旅館「さくらや」は、太秦の映画人が集まる有名な場所。そこで北大路の御大(市川右太衛門さん)や山の御大(片岡千恵蔵さん)や著名な映画監督と知り合うことになる。
旅館「さくらや」の長女のプロデュースで、啓介と章三を中心に、近所の子供たちを集めて『小雀劇団』を結成した。
初公演はその年の12月、京都花月劇場での教育劇「たばこと悪魔」そして歌と踊りの「小雀ショウ」の二本立て。踊りの振付けは、OSKの山田道子さん。啓介も章三も、舞台で日舞以外の踊りを踊ったのは、これが初めてだった。
中野ブラザーズの踊りの歴史がスタートを切った記念すべき瞬間だった。
小雀劇団時代の啓介(右)12歳、章三10歳
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